kakinokosyobo’s diary

絵本の紹介です

知らないことばかり/映画「ハチ公物語」

名前はみな知っているであろう渋谷のシンボル「忠犬ハチ公」ですが、私も東大の先生を渋谷駅で待ち続けた犬ぐらいのことしか知りませんでした。

 

息子が教科書でハチ公のことが書いてあり、どんな犬?と質問してきたので、せっかくなら映像で見ようとなり、図書館で借りてきたのが、

 

 

<あの頃映画> ハチ公物語 [DVD]

「ハチ公物語」(1987年)107分/カラー

 

ハチ公が秋田で生まれ、渋谷に住む上野先生のところに行き、上野先生が亡くなって、最後は野良犬となっても、毎日渋谷駅で待ち続け、ハチが亡くなるまでの、お話しです。(実際のハチ公は野良犬にはならず、飼い犬として生き続けます)

 

このように書くと、よく知られていることばかりですが、ハチ公のご主人に対する思いの強さが、ビシビシと伝わってくる映画です。いい映画です。

 

心がすっと洗われて、背筋がピシッと通る映画です。ご主人が亡くなっても待ちたいから待つ、その思いのみで一生を生きたハチ、その気概が人間に伝わり、まだ生きている中、渋谷駅に銅像がつくられた理由なのではないかと思いました。

 

忠犬と頭につくのが納得します。

 

また昔の渋谷駅周辺や当時(大正時代かた昭和初期)の生活描写も勉強になります。

 

生活(食べるため)だけにではなく、理想(先生に会いたい)に向かって懸命に生きたハチの姿に、もっともっと理想に挑戦する自分でいたいと省みる機会になりました。