kakinokosyobo’s diary

絵本の紹介です

字がないからこそ楽しめる「じのない えほん」

私が小さい頃に買ってもらい、今でももっている唯一の絵本がこちら

じのないえほん (ブルーナの絵本)

「じのない えほん」 ディック・ブルーナ  福音館書店

 

画像は新版らしく、私のもっている第26刷は「いしいももこ やく」の表記はなく、「ディック・ブルーナ え」のみです。

 

表紙の書体も画像とは異なり、習字のような明朝体に近い書体で、古い感じです。

 

タイトル通り、ストーリーがないので、絵を見て自分でお話しを作るのが、楽しい絵本です。

 

持っている私の絵本には、子どもの頃の私が書いたであろう拙い字で(記憶はまったくないのです)、

 

「おはよう ななこさんはめをさましました」

とはじまるお話を書いてあります。

 

(この絵本を調べるにあたり福音館書店のホームページを見ると、この主人公は「男の子」となって、例としてのお話しが書かれていました。ずっと女の子だと思っていたため、ちょっとびっくり)

 

ストーリーのない絵本は他にもありますが、やはりこの絵本は「子どもがはじめてであう絵本」と裏表紙に書いてあるとおり、世界中から愛され読まれているディック・ブルーナの絵本の中でも、ぜひ読んであげてほしい絵本です。

 

ストーリーがないからこそ、親がその日その日で、少しづつお話しを作って読んできかせることもできますし、年長さんくらいになれば、子ども自身で、お話しをつくって読むこともできます。

 

自分でお話しを作ることができる息子を見たときは、こんなことができるようになったのかと、成長に驚きました。

 

成長を感じるのは日々いろんな場面でありますが、この絵本はその成長を感じることのできた絵本でもありました。